青汁と一口に言っても、使用される原料は製品によって違います。青汁の三大原料は「大麦若葉」「ケール」「明日葉」。このほか「モロヘイヤ」「桑の葉」も人気です。でも、どれを選べばいいのか迷いませんか?青汁の選び方について解説します。
青汁の3つの魅力
青汁の広告で「野菜不足の方に」という定番のキャッチフレーズがあります。しかし、野菜不足を補う目的で利用するのは間違い。青汁だけでは、各種の野菜に含まれる多様な栄養素をカバーできないからです。では、青汁を利用するメリットは何でしょうか。
1.食物繊維、ポリフェノール、ミネラル、ビタミンなどの複数の栄養素や成分を手軽に摂取できる
多くの健康食品やサプリメントの場合、特定のポリフェノールやビタミン・ミネラルを配合していますが、青汁では食物繊維も含め、これらの多種類の栄養素・成分を一緒に摂取できるわけですね。「健康食品やサプリメントを試してみたいけど、どれを選べばよいか…」と悩む方にとって利用しやすい製品なのです。
2.国産原料と有機原料を使用した製品がそろっている
青汁の原料は国内で栽培することも、有機農法で栽培することも可能。国産原料や有機農産物にこだわりを持つ方にとって製品の選択肢が広いことも魅力です。
3.食品添加物を使用しない製品がある
飲みやすいように人工甘味料や食品添加物を加えた製品も出回っていますが、原料の植物をそのまま粉末にし、余計なものを加えていない製品もあります。添加物を避けたい方に選択肢が用意されていることも、青汁の魅力の一つです。
青汁原料を知ろう!
青汁を賢く選ぶためには、青汁に使われる原料を知ることが大切。特に栄養価についてしっかりと把握しましょう。
(1)大麦若葉
大麦若葉はイネ科の植物。大麦が成長して穂をつける前の若い葉を指します。九州など温暖な気候の地域が主産地です。栄養面では食物繊維を多く含みます。亜鉛・カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄といったミネラル類も豊富。β-カロテン、葉酸・ビタミンB1・Cなどのビタミン類、トリプトファンやアラニンなどのアミノ酸も含んでいます。多種類の栄養素や成分をバランス良くカバーしている点が特長です。
(2)明日葉
明日葉はセリ科の植物。日本では八丈島や伊豆諸島をはじめ、房総半島、紀伊半島など各地で栽培されています。含有成分で注目されているのが「カルコン」と「クマリン」。カルコンはポリフェノールの1種で、明日葉に特有の成分。クマリンもポリフェノールの1種で、豊富に含有されています。このほか、食物繊維やβ-カロテンをはじめ、ビタミンB1・B2・Cなどのビタミン類、カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラル類も含みます。大麦若葉と同様、多種類の栄養素・成分をバランス良くカバーしています。
(3)ケール
ケールはアブラナ科の植物。原産地は地中海沿岸。日本では茨城県、島根県、岡山県、福岡県、大分県、鹿児島県などが主産地です。ケールは栄養価が高く、「野菜の王様」と呼ばれています。ルテインやβ-カロテンをはじめ、カルシウム、ビタミンC・Eなどが豊富。食物繊維も多く含みます。
(4)モロヘイヤ
モロヘイヤはアオイ科の植物。原産地はアフリカ北部からインド西部。日本では群馬県や沖縄県などが主産地です。モロヘイヤはアラビア語で「王家のもの」を意味するように、古くから栄養価の高い食材として重宝されてきました。β-カロテンをはじめ、カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル類、食物繊維を多く含んでいます。
(5)桑の葉
桑はクワ科の植物。日本では桑の葉は養蚕(ようさん)に用いられてきました。現在は健康食品やサプリメントの素材として注目を集めています。β-カロテンや食物繊維をはじめ、カルシウム・鉄・カリウムなどのミネラル類、ビタミンB1・B2・Cなどのビタミン類を含みます。最近では、機能性表示食品の機能性関与成分である「桑の葉由来イミノシュガー」「桑由来モラノリン」が注目されています。
製品のタイプもいろいろ
青汁には「粉末」「飲料」「サプリメント」「ゼリー」などのタイプがあります。おそらく、あなたが真っ先にイメージするのは、粉末状の青汁を水に溶かして飲むタイプではないでしょうか?粉末タイプはもっともポピュラーで、多くの製品が販売されています。水に溶かして飲むのが一般的ですが、スムージーやジュースに混ぜて楽しむこともできます。料理や菓子の素材として使用することも可能です。
飲料タイプの製品には常温と冷凍があります。飲料タイプはそのまま飲むことができるので、利便性で優れています。サプリメントタイプやゼリータイプの製品は、手っ取り早く青汁の成分を摂取したい方、外出時に携帯したい方に向いています。大切なのは、あなたが継続しやすいタイプを選ぶこと。自分自身の生活スタイルに合った形態の製品を選んでくださいね。
青汁の選び方
青汁を初めて飲む方には、「大麦若葉」または「明日葉」を原料に使用した製品がおススメ。どちらもクセのない風味で、口当たりが良くて飲みやすいからです。この点は、継続するためにとても重要です。また、「大麦若葉」「明日葉」ともに、栄養バランスの面でも優れています。
「ケール」と「モロヘイヤ」は苦味が強いのですが、栄養価の高さが魅力。スーパーフードとして青汁を摂り入れたい方には、「ケール」や「モロヘイヤ」を原料に用いた製品がおススメです。「桑の葉」については機能性表示食品として登場しているように、ほかの原料にはない独自の健康への効果を持っています。青汁の上級者向けと言うこともできます。
このように青汁の原料には多くの種類があり、原料によって風味や健康への効果も違ってきます。それぞれの原料の特長を知り、無理なく続けやすい製品を選んで試してみましょう。
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