オーガニックがもたらす3つのメリット本物の商品を見つける方法も紹介

私たちはどうしてオーガニック商品を選ぶのか

オーガニックときくと、「健康的」「安全」「高級」など、いろいろなイメージがありますよね。筆者もオーガニック商品を積極的に選ぶようにしていますが、やはり「体によい」イメージから、食事や化粧品などで取り入れるようになりました。

ところであなたは、そもそもオーガニック商品は具体的にどう体によいか説明ができますか?もしかしたら、「そう言われると…」と答えに窮する人もいらっしゃるかもしれません。実は多くのオーガニック愛用者の人でも、詳しく語れないこともあります。

ひょっとすると多くの方が「オーガニックはなんとなくいい」と、漠然としたイメージで商品を選んでいるかもしれませんよね。けれども、オーガニック商品は、一般的な食材や日用品よりも値段が高めです。そこまでして買うのだから、見合った効果が欲しいのは当然ありますよね。

当記事では薬膳インストラクターの資格を取得する筆者が、オーガニック商品を選ぶメリットと選び方のポイントをお伝えします。筆者は子供の出産後に胆石が見つかり、胆のうを摘出した経緯があって、日常の食事を見直すのがきっかけでオーガニックを選ぶようになりました。生活を通じて感じた体験を書かせていきますので、あなたのオーガニックへの関心がさらに深まるきっかけになれば嬉しいです。

オーガニック商品を選ぶメリット

筆者が考えるオーガニック商品で得られるメリットは3つです。

  • 体内から健康になって、見た目も美しくなる
  • 情緒が安定する
  • 地球環境が守られる

オーガニック商品の肝とも言える3つの要素。
1つずつ具体例を挙げながら紹介します。

体内から健康になって、見た目も美しくなる

オーガニック商品を選ぶことで健康になれる、美しくなれるのは間違いありません。農薬や化学成分に頼らずに作られた商品は自然に近い状態であり、有機物でできている私たちの体にふさわしいものだと考えます。

2016年、国際環境NGOグリーンピースジャパンが、ある家庭の食事を10日間オーガニック商品にしたら体にどのような影響があるかモニターを行いました。

10日後の尿検査をした結果、検出された有機リン系の農薬物が1/5に減少。有機リン系は殺虫剤にも使用されている毒性が高いものであり、呼吸器や筋肉への悪影響が懸念されています。

「食べ物が体をつくる」という言葉があるように、口にしたものは人間の体に蓄積されています。そこに農薬など毒性の高いものが含まれていると、病気となって健康被害を及ぼすことも。毒性のものはできるだけ避けて摂取すべきなのは、自明の理でしょう。

また、体内の健康状態は体の外側にも表れてきます。アトピーや吹き出物はもちろん、老け顔や疲れ顔などの表情としても。体内で起こっている不調のサインとして、見た目に表れてくるのです。

近年流行した「糖質制限ダイエット」がありますが、糖質を抑えた食事を心がけることで体質改善、痩せたという人が続出しました。それは過剰な糖質が原因による体の不調を食事でコントロールして健康的な体づくりを実現させた結果です。筆者も糖質制限をした時期がありましたが、お腹まわりがスッキリして表情も明るくなったと言われました。

オーガニック商品によって体内が健康になることは、見た目の美しさにもつながります。体の内側と外側がそれぞれ健やかでいられることが、本当の健康と美しさなのではないでしょうか。

情緒が安定する

食事は人間の性格や気性にも影響を及ぼします。オーガニック商品を選ぶことは、精神状態を落ち着かせて、豊かな人格形成にも貢献します。

ファーストフードを例にとってみましょう。アメリカのハーバード大学、カリフォルニア大学で行われた研究によると、ファーストフードには人工のトランス脂肪酸が大量に含まれており、体内の悪影響だけでなく攻撃的な性格になる原因になると発表しました。

人工の食品は人としての在り方に悪影響をきたします。ですので、自然の恵みがたっぷりの食品をとることで体が健康になるだけでなく、健やかな精神の人間に育っていきます。

地球環境が守られる

オーガニック商品を選ぶということは、毒性のある農薬や化学成分を使用しないため、地球環境にやさしい取り組みができます。

実際、オーガニックを推奨するアメリカではLOHAS(ロハス)という思想があります。オーガニック商品による健康的な生活を送りながら、持続可能な社会を実現させようという考え方です。

オーガニック先進国のヨーロッパでも環境保全の取り組みが積極的です。ヨーロッパにおけるオーガニック商品の生産過程はとても厳しく、人だけでなく動物や自然に対しても配慮できているかも判断されます。つまり、オーガニック商品があることは、それだけ地球環境のことも考えられているのです。

誰でもできる、本当にいいオーガニック商品の選び方

オーガニック商品は、人と地球にとってよい選択であることをお伝えしました。ぜひ一人でも多くの人の手に、オーガニック商品が渡ってほしいものです。けれども、現代では数多くのオーガニック商品を見かけ、いったいどれを選べばいいのかわからない人も少なくないはずです。そこで最後に、本当にいいオーガニック商品を選ぶうえで大切な3つのポイントを紹介します。

1)有機JISマークがついた商品を選ぶ

有機JISマークとは、日本で定められているオーガニック認定マークです。農林水産省が管轄のする検査や基準などを満たした事業者が、自身が生産した商品に有機JISマークをつけることができます。

これによって、認定を受けていない商品との差別化を図ることができ、日本国内で信頼できるオーガニック商品として販売することができます。

原料屋では有機JISマークの商品を取り扱っています。認証を受けるための努力、取り組みについてはこちらでご紹介させていただいております。

https://www.genryoya.com/visitor1_3.html

2)商品のこだわり、生産過程を知る

有機JISマークがついているだけでも十分信頼できるオーガニック商品ではありますが、自社のこだわりや生産過程の情報公開がされているとより安心できます。

人の命や持続する地球のための商品なので、そこに込められた思いを図り知ることができるかどうかも商品選びには欠かすことができません。

原料屋では製造から販売まで管理を徹底し、妥協を許していません。具体的な内容はこちらでご確認いただけます。

https://www.genryoya.com/visitor1_2.html

3)NON-GMOに注目

近年、「遺伝子組み換え食品」が注目を集めていますが、その安全性が100%保証されていません。人為的に作物の遺伝子を変えることは、自然のものとは言い難いでしょう。

この遺伝子組み換えをされていない商品には“NON-GMO”という表記がつくことがあります。商品そのもの、あるいは原料が遺伝子組み換えのものでないことを証明するために表記されているのです。

人体への安全について不確実要素が多い遺伝子組み換え商品。原料屋は遺伝子組み換え商品を販売していません。人の体に確かな安全をもたらすために“NON-GMO”を掲げています。遺伝子組み換えに対する断固たる意志はこちらで綴らせていただいております。

https://www.genryoya.com/non_gmo.html

原料屋の商品、情報を通じて生活にオーガニックを

オーガニック商品を求めることは命にとってよい選択であり、積極的に行うべきです。ただ、冒頭にもあったように、オーガニック商品は高価なものが多く、生活のすべてをオーガニックにするのは難しいでしょう。

原料屋はすべての人がオーガニックライフを満喫できるよう、商品の紹介だけでなく、オーガニックライフのヒントが得られる情報を発信し続けていきます。あなたの健やかで幸せな生活のために、今後ともご愛顧いただけますと幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

本田あや/1987年生まれ。東京で保育士として勤務していたが、結婚を機に夫の海外勤務に帯同。フリーランスでWebメディアでの執筆や編集業務をこなす2児の母。出産後に胆石が見つかり、胆のう摘出の手術を受けて食事の大切さを痛感。食育アドバイザーや薬膳インストラクターなどの食に関する資格を取得し、心と体にやさしい食事づくりを日々心がける。薬事法管理者の資格取得を目指しており、人々を健やかにする商品や広告の制作に貢献したく邁進中。