ミネラルの1つ「マグネシウム」の健康食品市場は、カプセル・錠剤タイプに加え、液状タイプも人気を集め、賑わいを見せています。特にナチュラル志向の方の支持を広げているのが、塩水湖の原水からつくられる天然のマグネシウム。どうように製造され、どのような魅力があるのでしょうか?
マグネシウムの健康食品
マグネシウムの健康食品には、さまざまな形態の商品がありますが、形状で見ると、カプセル・錠剤タイプと液状タイプに大別できます。
サプリメント形状の商品は、価格が割安というメリットがあります。その一方で、1日に3~5粒ほど摂取しなければならず、続けるのが面倒というデメリットも。また、形状を整えるために、食品添加物を使用していることから、余計なものは口にしたくないというナチュラル志向のニーズには対応できません。
これに対して、液状タイプの商品はナチュラル志向の消費者層で支持を広げています。海水や湖水を濃縮して製造され、原水以外は使用していないからです。製造方法は商品によって異なり、工業的に加熱によるものと、太陽光のみで濃縮するものがあります。
これらの商品の中には、栄養機能食品として販売されているものもあります。栄養機能食品の場合、容器包装に記載されている1日あたりの摂取目安量に従えば、不足する量を適切に補うことができます。
一方、栄養機能食品でない商品では、過剰摂取につながりやすいものもありますので、利用時に注意が必要です。
グレイトソルトレイクの神秘

米国ユタ州の北西部に位置するグレイトソルトレイク。「大塩湖」とも呼ばれます。西半球で最大の塩水湖で、標高1280メートルの高地にあります。
この地域は、かつては海でしたが、地殻変動によって土地が隆起し、内陸部に取り残されたと言われています。グレイトソルトレイクにはジョルダン川、ベア川などの河川が注ぎ込んでいますが、湖から流れ出す河川はありません。生息する生物も藻類や原性動物など少数で、塩砂漠と山に囲まれた「神秘の湖」と呼ばれています。
2022年時点の湖水面積は2600平方キロメートル以下。グレイトソルトレイクの塩分濃度は20~27%もあり、海水の3.5%と比べて著しく高いことがわかります。
世界的な観光名所として人気のグレイトソルトレイクですが、湖水面積が年々縮小し、州政府が対策に乗り出す事態となっています。
約1年をかけてミネラル成分を濃縮
グレイトソルトレイクの原水からつくられるマグネシウムは、健康食品市場で注目されています。
この湖水を原水として、自然の環境下で天日によって濃縮させます。人工的に加熱するのではなく、およそ1年をかけて、太陽の熱によってゆっくりと水分を除去していくわけです。
その後、結晶化した塩分(99.5%)を取り除きます。残りの原液には、さまざまなミネラルが濃縮されています。
78種類のミネラル成分をバランス良く含有
こうして製造された原液には、マグネシウムをはじめ、カリウム・カルシウム・リン・ナトリウムなど78種類に上るミネラルがバランス良く含まれています。
ミネラルはそれぞれの成分が体内で補完し合って働くことも多く、マグネシウムも例外ではありません。
食品添加物を避けたい方にオススメ

原液は約1年をかけて製造されることから、その希少価値も評価されています。この原液を輸入し、手を加えずにそのまま容器に詰めた健康食品は、特にナチュラルな食品を好む方から支持を得ています。
前述したように、カプセル・錠剤タイプのサプリメントは形状を整えるために食品添加物を使用していますので、食品添加物を避けたい方には原液を詰めた商品が適しています。
使い勝手の良さも支持される理由
このほか、原液を容器に詰めた健康食品が支持されている理由として、使い勝手の良さも挙げられます。
水分補給時には、ミネラルウオーターに入れて使用することができます。それ以外の時には、料理やスープ、ジュース、コーヒーなどさまざまな食品に入れて使用することも可能です。
用途に制限がないため、継続的に使用したい方にとっては使い勝手が良いと言えるでしょう。また、小型の容器のため、長期出張や旅行に携帯しても邪魔になりません。
食品・飲料の味を損なわないことから、使用方法は多岐に渡ります。水や炭酸水の場合、100mlあたりに1~3滴入れるとミネラル水が出来上がります。コーヒーや緑茶は1~2滴で苦味が和らぎ、マイルドな味わいになります。
炊飯時に数滴加えると、ふっくらとした炊きあがりに。さらに、スープや味噌汁、ラーメン、煮物、野菜炒めなどの味付けにも適しています。
利用する場合は栄養機能食品がオススメ
ほかのミネラルと同様に、マグネシウムも健康を維持する上で必須の栄養素であり、日々の食事から十分な量を摂取することが基本です。
ダイエット中の方や外食が多い方など、食事のバランスが崩れ気味の場合には、1日に不足する量を適切に補うことができる栄養機能食品を利用するとよいでしょう。




