野菜や果物を購入する際、『国産』の表示を確認して買われていませんか?日本で作られていれば安全、安心だと思っている方は非常に多いかと思います。諸外国で栽培された野菜や果物には農薬が大量に使われているという考えは、もはや過去のこと。今では、日本の方が諸外国よりも多く農薬が使われているのをご存知でしょうか。
そこで今回は、日本は諸外国と比較してどれくらいの農薬を使っているのか、その理由や農薬の必要性等をまとめてみました。
日本は他国よりも農薬を使っているって本当?
日本では、農薬すなわち化学肥料を他国より多く使用されていると言われていますが、どれくらい使われているかみなさんはご存知でしょうか。
農林水産省のホームページによれば、日本を「100」とした場合、他国では下記のような数字となっています。
- イギリス 80
- ドイツ 60
- フランス 53
- 韓国 164
※参考 「農林水産省ホームページ」
https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0005/18.html
欧州では日本よりも低い数字となっており、フランスにおいては日本の約半分の量となっています。
しかし、韓国は日本より多く農薬を使っていますし、数字にはないものの同じアジアである中国でも農薬が多く使われているのはみなさんもご存知のことでしょう。では、なぜ、アジアの地域では農薬が多く使われているのでしょうか。その理由を探ってみましょう。
高温多湿の環境が影響している
日本の夏場は高温で湿度も高いため、害虫や病気が発生したり増えやすいとされています。韓国でも湿度は高く、中国においては面積の大きな国なので場所によって気候は異なっていますが、やはり高温多湿な地域もあるのです。
このように、その国によって気候が異なりますし、環境下により土の性質にも違いが生じます。これらの理由により他国よりも日本は農薬の使用量が多いとされているようです。
農薬を使うには他にも理由がある?
高温多湿から害虫や病害の発生を防ぐために農薬が使われていますが、それ以外にも理由があるのです。
農家さんの生活を維持させるうえでも農薬は必要不可欠と考えられています。農薬を使わなければ、生えてくる雑草や害虫予防にも人手が多くかかってくるのです。人間の手で行えば、時間がかかるうえに人件費もかかってきます。農家さんが生活できるよう一定の収穫量や品質を保つためにも農薬の使用が必要なのです。
しかし、化学肥料や農薬を使えば、土壌や川・海が汚れ環境だけでなく生態系にも影響を及ぼすとされています。また、化学物質の使用はオゾン層の破壊理由のひとつ。近年の温暖化による異常気象は世界でも深刻化しています。
日本は農業後進国なの!?
農業大国フランスをはじめとする欧州では、農作物の安全性の確保や農家さんの安全、環境保全や生態系を維持するような政策が整っており、それらが実践されています。しかし、日本では具体的な政策が整っておらず、オーガニック栽培等を行なっている農家さんは、まだまだ少ないのが現実です。
国産の野菜や果物は安全で安心だと思っていたことが180度ひっくり返ってしまうような事実に驚かれた方も多いでしょう。化学肥料や農薬をできるだけ使わずに育てられた野菜をチョイスすることが自身や家族の健康、地球の環境や生態系を守る手段なのかもしれませんね。
オーガニック野菜を食べて私たちの未来を笑顔に!
日本は高温多湿という気候から、害虫や病害から農作物を守るため、まだ多くの農家さんでは化学肥料や化学物質を用いた農薬が使われています。化学物質は我々の身体に害を及ぼすだけでなく、地球環境や生態系までにも悪影響を与えるのです。
化学物質を用いない農法で育てられたオーガニック野菜をチョイスすることが、未来の幸せに繋がるかもしれません。
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