日本の朝食にもだいぶ根付いてきた「ミューズリー」と「グラノーラ」。みなさんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか。名前は違っても、ふたつの違いが分からないという方も多くいらっしゃるでしょう。そこで今回は、「ミューズリー」と「グラノーラ」の違いを探ってみることにしました!
ミューズリーとグラノーラって何が違うの?
穀物やドライフルーツ、ナッツや種など基本的に入っているものは同じで、見た目もほとんど変わりがない「ミューズリー」と「グラノーラ」。正直、わたしも名前が違うだけじゃない?くらいに思っていました。しかし、調べてみると意外と違いがあるものです。これらの違いを下記の表にまとめてみました!
【ミューズリーとグラノーラの比較】
ミューズリー | グラノーラ | |
発祥の地 | スイス | アメリカ |
含まれるもの | 穀物、種、ナッツ類、ドライフルーツなど | 穀物、種、ナッツ類、ドライフルーツ、砂糖、蜂蜜、メープルシロップ、植物油など |
加工方法 | 火を通さない | オーブンなどで焼く |
食感 | モソモソっとした食感 | サクッとカリッと食感 |
主な栄養素 | 食物繊維、ビタミン、ミネラル | 食物繊維、ビタミン、ミネラル |
ミューズリーは火を通さず味付けもしない?
スイス発祥のミューズリーはヨーロッパの朝食で食べられる伝統的なシリアルです。数種類の穀物やナッツ類、ドライフルーツを加えて混ぜ合わせたもの。基本的には塩や砂糖、シロップなどで味付けはされず、オーブンなどで火を通すことはありません。牛乳やヨーグルトと合わせたりサラダに掛ける方法で食べられています。モソモソとした食感なので食べ慣れていない人には少々食べにくいかもしれませんね。
しかし、その分カロリーや糖分はグラノーラと比べるとやや低めのようです。最近では、美味しく食べやすくするためにローストしたナッツ類を使ったり味付けを加えているものもあるようです。
カリッと食感のグラノーラはカロリーが高い?
グラノーラの原料はミューズリーとそう変わらないのですが違う点をあげると、塩や砂糖、メープルシロップなどで味がつけられています。さらに、穀類やナッツ類などをオーブンで焼き上げるのも異なる点。グラノーラは、カリッとサクッとした食感なので食べ応えがあるようです。
味もつけられていることから美味しくて食べやすいのですが、甘い砂糖やシロップを使っていることから、カロリーと糖分はミューズリーよりもやや高くなっています。
ミューズリーもグラノーラも食物繊維が豊富
ミューズリーやグラノーラに使われるオーツ麦や玄米、とうもろこしなどの穀物には食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。ミューズリーやグラノーラのベースに使われるオーツ麦。えん麦や、からす麦などとも呼ばれていますが、麦と言ってもみなさんがご存知の大麦や小麦とも全く違う種類なんです。
オーツ麦(オート麦)には水溶性食物繊維の「βグルカン」が豊富!しかもグルテンフリー
オーツ麦(オート麦)の食物繊維の量は白米の約22倍、玄米の約3.5倍!他の穀類と比較しても圧倒的な食物繊維量。また、水に溶ける食物繊維の「βグルカン」が多く含まれているので、お腹がゴロゴロしてスッキリしない方や腸内環境が乱れている方などにおすすめしたい食材です。さらに、小麦にグルテンが含まれていますがオーツ麦にはグルテンが含まれておりません。最近の日本でも健康ブームが高まり、グルテンフリーの食材も注目を浴びています。
オススメはカロリーと糖質が低めでアレンジがきくミューズリー!
ミューズリーとグラノーラでは、結局どっちがいいのでしょうか。食感や味は好みもあるので、どちらが良いとは一概には言えませんね。もし、健康や美容、ダイエットの目的として食べるのであれば砂糖やシロップなどの入っていないミューズリーがオススメ。甘い食材を用いていない分、ミューズリーはグラノーラと比べてもカロリーと糖質は低めです。
さらにミューズリーは味が加えられていない分、自分好みの味にアレンジができるのもメリットかもしれませんね。
ミューズリーのおすすめの食べ方
日本でもだんだんとメジャーな食材となってきたミューズリー。多くのミューズリーは砂糖や塩、シロップなどで味付けをされていないため、穀物やドライフルーツなど素材そのものを味わえるのが特徴です。そのまま食べるのでも十分美味しく食べられますが、他の食材と合わせて食べるのも良いでしょう。
こちらでは、ミューズリーのおすすめの食べ方を紹介致します。
1.牛乳やヨーグルトと一緒に
ミューズリーはそのまま食べても美味しいですが、口の中の水分が奪われてしまいませんか?そこでおすすめなのが、牛乳や豆乳、そしてヨーグルトです。牛乳や豆乳に浸すことで口の中のモソモソとした食感がなくなり、さっぱりと食べられますよ。また、ヨーグルトに絡めるとミューズリーがまとまって食べやすくなります。朝食などの時間がないときのお手軽栄養補給にもオススメ。ライスミルクやアーモンドミルク、ココナッツミルクも美味しく食べられます。
2.サラダに入れる
旬の野菜やフルーツを使ったサラダと一緒に食べてのはいかがでしょうか。ミューズリーの多くは味がついていないものが多いため、自分好みの味付けが可能です。例えば、ドレッシングを使わずオリーブオイルを野菜やフルーツにかけミューズリーと合わせることで素材そのものの味や甘味が加わり美味しく食べられますよ。
3.アイスやパンケーキなどのスイーツのトッピングに!
アイスクリームやパンケーキなどのスイーツトッピングにミューズリーはいかがでしょうか。見ためも華やかになりますし、栄養価が高いミューズリーを加えることで甘いものを食べる罪悪感からも逃れることができるかも!?アイスなどあまり食感のないものに穀類やナッツ類の噛みごたえのあるミューズリーをプラスすることで満腹感も得られるでしょう。
選ぶならオーガニックのミューズリー
いくら良質な栄養をとっても添加物がたくさん入っていたり、農薬や化学物質を使い育った果物や穀物、ナッツ類が入っていたら意味がありまんよね。さまざまな種類のミューズリーが販売されていますが、原料をしっかりと確認し、オーガニック素材のミューズリーを選んでくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ミューズリーとグラノーラの違いは、含まれる原料や食感、加工法にカロリーや糖質量でした。どちらも食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なので、自分好みの食感や味付け、目的に合った方をチョイスすれば良いでしょう。あなたはどちらがお好みですか?
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