残暑でも熱中症でミネラル不足に。命を守る栄養素を天然性から補給しよう

今年も猛暑に見舞われましたが、まだまだ暑さが続いています。汗をかく日々が続いているかもしれませんが、その汗とともに体内に必要な栄養素が抜けていっているのをご存知でしょうか?暦の上では残暑であっても、まだまだ熱中症対策が欠かせないことや秋への季節の移り変わりで体調不良にならないために必要な健康情報をお伝えします。

残暑の厳しさ

8月の終わりを迎えましたが、いまだに残暑が厳しいですよね。例年、夏の暑さが9月も続く日本ですので、心地よい秋の涼しさを感じるにはもう少しの辛抱でしょう。

まだまだ熱中症の対策はおろそかにすることはできません。つい先日も、3歳の女児が熱中症で亡くなったニュースがありました。死亡に至らなくても熱中症は私たちの健康状態に悪影響を与え、少なからず体調不良を患います。「これから涼しくなっていくだろう」と油断せず、季節の変わり目に備えるためにも熱中症対策をとって健やかな体づくりを維持しなければなりません。

熱中症でもっとも失われるミネラルを積極的にとろう

熱中症は水分をとっていれば大丈夫と思われる人が多いかもしれませんが、実はミネラルの補給も重要です。人間は体が熱くなると汗をかきますが、汗には水分だけでなくミネラルも含まれています。汗をかけばかくほど大量のミネラルが体から失われていき、体調不良を起こしやすくなります。

ミネラルとは体で作られない必須栄養素

そもそもミネラルは人間の必須栄養素のうちの1つであり、17種類存在します。そのうちの5種類であるナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウムは主要なものと位置づけられており、他の栄養素をサポートして体作りや体調を健やかに保つサポートをしています。

ミネラルは無機質な栄養素のため、体内で作られることがありません。ですので、食べ物から摂取しなければならないため、意識的に食材やサプリメントを選ぶ必要があります。

現代人はリンとナトリウムが過剰摂取の傾向があり、特にマグネシウムが不足しやすいと言われています。マグネシウムは他のミネラルの働きをサポートするので、バランスよく摂取したいところ。では、具体的にどんな働きや食品で補えるのかチェックしましょう。

現代人はリンとナトリウムが過剰摂取の傾向があり、特にマグネシウムが不足しやすいと言われています。マグネシウムは他のミネラルの働きをサポートするので、バランスよく摂取したいところ。では、具体的にどんな働きや食品で補えるのかチェックしましょう。

マグネシウムは「縁の下の力持ち」

あらゆる栄養素をサポートするマグネシウムですが、結びつく栄養素は数多くあり、引く手あまたとも言えるほどです。

マグネシウムは酵素をサポートします。人間の体内には5000種類ほどの酵素が存在し、食べ物の消化からエネルギーの変換まで、あらゆる化学反応を酵素が担っています。そのうちの300種類がマグネシウムのサポートを受け、スムーズな消化活動や栄養摂取など、体内のメカニズムを正常に働かせます。

また、パートナーとも言えるほど密接に結びつく栄養素はカルシウムです。筋肉細胞のなかに含まれるカルシウムの量を調整して、筋肉の収縮を促します。また、カルシウムに対するマグネシウムの量が足りないと、血管中にカルシウムが固まって、血管を流れる血液が滞りやすくなることも。カルシウムが2に対して、マグネシウムは1とるのがベストなバランスです。

マグネシウムの理想摂取量とおすすめの食材

マグネシウムは不足すれば各栄養素をサポートすることができないですし、過剰に摂取しすぎると体内から排出されてしまいます。適切な摂取量を知り、それに見合った食材を食べるようにしましょう。

年齢 摂取推奨量(mg)
  男性 女性
0-5か月 20 20
6-11か月 60 60
1-2才 70 70
3-5才 100 100
6-7才 130 130
8-9才 170 160
10-11才 210 210
12-14才 290 280
15-17才 350 300
18-29才 340 270
30-49才 370 290
50-59才 350 290
70才以上 320 260
食品名 マグネシウム含有量mg(食品100gあたり)
あおさ 3200
刻み昆布 720
乾燥わかめ 620
干しエビ 520
いりごま 360
きくらげ 210
大豆 200
らっかせい 190

ミネラルは海藻類などに豊富に含まれています。汁物を食べる際は、乾燥わかめを添えるだけでもしっかりミネラル補給できます。

暑さに耐える体作りに、天然のマグネシウムを

ミネラルを摂取できることをアピールした飲み物がありますが、ミネラルが多くても大量の砂糖、人工甘味料や化学物質がないとは言い切れません。人間の体は口にするものでできあがります。自然の力に負けない強い体を作るには、できるだけ不純物のない天然成分からなるものにこだわるべきではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、ミネラル濃縮液である天然のマグネシウム。濃縮液なので、自分の好きな飲み物や料理に混ぜて簡単、気軽に栄養補給。もちろん、小さい子供から高齢者の方まで飲めるので、混ぜたものは家族みんなで分かち合えます。

無機質なマグネシウムなので味に苦みがある印象をもたれることがありますが、食品に混ぜると甘みが増したり、クセを抑えたりと味付けを変えることができる風味づけとして料理や嗜好品をより楽しむことができます。

マグネシウムは熱中症対策だけでなく、日常の悩みにもうってつけです。特にスッキリしない目覚め、ずっしり感じるボディ、飲み会やお付き合いでアルコール摂取が増える体などで体感しやすいでしょう。

熱中症対策から日常生活にもマグネシウムを意識してみて

ミネラル不足は暑さだけが原因とは限りません。普段の食生活で不足しているのを自覚していないケースもあります。日常のサプリメント感覚として、天然のマグネシウムを生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか?来る秋への変わり目で体調不良を起こさないためにも、今のうちから体のコンディションを良い状態に保ちたいものですよね。

※原料屋の天然マグネシウム販売を終了いたしました。

ABOUTこの記事をかいた人

本田あや/1987年生まれ。東京で保育士として勤務していたが、結婚を機に夫の海外勤務に帯同。フリーランスでWebメディアでの執筆や編集業務をこなす2児の母。出産後に胆石が見つかり、胆のう摘出の手術を受けて食事の大切さを痛感。食育アドバイザーや薬膳インストラクターなどの食に関する資格を取得し、心と体にやさしい食事づくりを日々心がける。薬事法管理者の資格取得を目指しており、人々を健やかにする商品や広告の制作に貢献したく邁進中。