なぜ子どもは好き嫌いが多いの?偏食でお困りのママへ管理栄養士ママがしている対策

子どもの偏食で悩むお母さん。子どもの栄養は足りていますか?栄養バランスを考えて作ったご飯を子どもが食べてくれず、イライラする時がありますね。好き嫌いが多くて「栄養なんて考えられない」こともあります。食べてくれればなんでもよいと思っている方もいるでしょう。

しかし、子どもの体と心の成長は大人よりも著しいため、バランス良く栄養を摂ることがとても大切になります。今回は、偏食や好き嫌いの解決方法、管理栄養士ママがこだわる調味料、子どもに摂り入れられる原料屋のサプリメントもご紹介していきます。

子どもの偏食、好き嫌いはなぜ?早くから対策を!

子どもの好き嫌いの多くは、“見慣れない”“食べ慣れない”“過去のトラウマ”などが原因です。筆者は3歳児の母です。1~3歳でおしゃべりが上手になってきたこともあり、「魚いらない」「野菜イヤ」「おかしたべたい」「ジュースちょうだい」と毎日のように言ってなかなか出したものを食べてくれませんでした。栄養のことを考えると、まんべんなく食べてもらいたいのですが、子どもにとってストレスになるのでムリに食べさせることはしませんでした。

そんな筆者の子どもですが、3歳になってから突然「キャベツたべる」「トマトすき」「魚たべられるよ」なんて言ってくるようになったのです。偏食だった子どもが、自分から「たべたい!」と言ってくるようになったのには理由があります。日々の食卓で大人が食べるところを見せ、スーパーや家庭菜園などで「トマトおいしそう!」「魚だ~」などと声掛けし、いろいろな食材に触れさせるようにしてきたからです。

食卓に並ばないものは食べられない?

突然ですが、カエルのお肉が出されて、「おいしいから、食べてみて」と言われたら、躊躇なく食べることができますか?カエルは、外国では食用として食べられている食品ですが、日本ではなじみがないです。そのため、「食べたくない」と抵抗感がある方が大半なのではないでしょうか?たとえ、一度食べておいしかったとしても、また食べるとなると勇気がいりませんか?

子どもも同じです。食卓に並ばないものは、食べる習慣がないので「たべたくない」と思います。大人がおいしそうに食べている姿を“見て”、食べたいと“思い”食べ慣れていくことが大切です。とはいえ、心も体もグングン成長する子ども。自分の意思で食べるまで待っていると栄養が不足する可能性があり、心配になります。

偏食を控えることは、子どもの将来の可能性を伸ばすこと

子どもの脳は、6歳までに90%が完成するといわれています。そのため、6歳までの日々の食事や周りとの関わりがとても大切になります。もちろん6歳を過ぎてしまっても、子どもの体の変化は著しいため、食事が大切なのは同じです。栄養バランスの良い日々の食事によって、心も体も成長して子供の将来の可能性を伸ばしたいと思いますね。そこで筆者が、毎日の食事で工夫していることの一例をご紹介します。

こだわりのある調味料で味覚を育てる

“こだわりのある調味料”とは、昔ならではの製造方法で作られた食品添加物を使用していない、栄養満点の調味料です。添加物の味に慣れてしまうと、食材本来の味がわからなくなってしまい、好き嫌いは加速します。そのため、日々の食卓やお菓子作りに使用する調味料は、塩、砂糖、味噌、しょうゆとシンプルなものを選ぶようにしています。

  • ・・・精製されていない、ミネラルがたっぷり入った塩を選ぶ。
  • 砂糖・・・白砂糖や三温糖など精製されている砂糖は選ばない。精製されていない甜菜糖はオリゴ糖、黒糖はミネラルが豊富。
  • 味噌・・・原材料がシンプルで、蓋に空気穴があり菌が生きているものを選ぶ。味噌は大豆、塩、麹で作られている。そのため、たんぱく質やビタミン類、乳酸菌などを含む。
  • しょうゆ・・・大豆、塩、小麦粉など材料がシンプルなものを選ぶ。

スーパーでは、精製されている調味料や添加物によって味つけされた調味料が多数並べられています。そういった調味料よりも精製されていない、原材料がシンプルな調味料を選びたいです。といっても、子育てをしながらいろいろと工夫していくのは難しい場合もありますね。栄養が足りているのか不安な場合は、手軽に摂れる健康食品を使用するのもいいでしょう。

子どもにオススメ!原料屋の健康食品

原料屋の健康食品は、オーガニックの原材料を使用しています。また、無添加や製造方法にもこだわっているため、子どもに安心して与えることができます。子どもの可能性を伸ばすために、安心して活用していける健康食品です。

《まるごといわし油》

魚が嫌いな子どもには、まるごといわし油がオススメです。DHAやEPAに精製されたサプリメントではなく、魚本来の油がギュッと詰まったサプリメントです。カプセルのため、カプセル状のものを飲み込める子どもが対象になります。粒が小さく飲みやすいです。

まるごといわし油124粒 | 【通販】健康食品の原料屋 (genryoya.com)

《アップルファイバー》

リンゴだけを使用したファイバーです。野菜嫌いで、食物繊維が不足している子どもにオススメです。水溶性と不溶性の食物繊維がバランス良く含まれています。パンケーキや卵焼きなどに混ぜると食べやすいです。

アップルファイバー100g | 【通販】健康食品の原料屋 (genryoya.com)

《カルシウム(風化貝カルシウム)》

乳製品や魚、大豆製品、海藻などが日常的に摂れていない子どもには、風化貝のカルシウムがオススメです。特に、日本人の12~14歳の子どものカルシウム摂取量は、推奨量の半分以下です。風化貝カルシウムは、料理に混ぜて使用すると子どもでも食べやすくなります。

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カルシウムの推奨量(㎎/日)男児女児
6~7歳600550
8~9歳650750
10~11歳700750
12~14歳1000800
(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)

子供の偏食と向き合いながら、毎日頑張っているママへ

ママにとって、子どもの食事の悩みは尽きることがありませんね。管理栄養士の筆者も毎日悩んでいます。嘘かと思うママもいるかもしれませんが、子どもが好き嫌いで食べられないものがあっても、たまに食卓に並べることで不意に口にすることがあるのです。もし、子どもが今まで「嫌い」と言っていたものを食べたとしたら満面の笑みでほめてほしいと思います。子どもにとっての最高の“栄養”は、家族で笑って食卓を囲むことです。

ABOUTこの記事をかいた人

健康食品専門×管理栄養士ライター。病院勤務や特定保健指導、離乳食教室、ママ会主催などを経験。今まで出会ってきた方は、育児や仕事が優先で忙しい人ばかり。忙しい方が、手軽に利用できる健康食品を手に取って“生涯健康で笑顔になってほしい”という想いで活動中。