最近、テレビやメディアでよく取り上げられているSDGs。どのような活動なのかご存じでしょうか?私自身、SDGsについて関心が薄かったというのが正直なところ。けれど、年々深刻になっている自然災害や異常気象は決して他人事ではなく、子どもたちの未来のためにもできることをしなくてはいけないと日々感じています。
今回は、SDGsとは何か、子どもたちの未来のために一人ひとりが行っていけることなどについてまとめてみました。
SDGsってなぁに?
SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を省略したもの。地球には気候変動や自然災害、感染症、貧困、紛争などあらゆる問題があります。国連サミットで、これらの問題を解決し「だれひとり取り残さない」ために2030年までに達成すべき目標としてSDGsが掲げられました。
目標は17あり、「環境」「社会」「経済」の3つの要素にわけられています。私たちの生活は「環境」を土台に、その上に「社会」「経済」が成り立っています。子どもたちの未来のためにも一人ひとりが意識して取り組んでいきたい課題ですね。
私たちの身近なSDGsについて
最近SDGsは、TVなどのメディアでもよく取り上げられています。TVを見てSDGsがなんとなく良いことと感じているけれど、実際に意識して取り組んでいる人は少ないのではないでしょうか?けれど、子どもたちの未来のためには「環境」「社会」「経済」を守っていくことがとても大切で他人事ではありませんね。
お茶碗1杯の食品ロスを減らそう
SDGsの目標12に「つくる責任、つかう責任」があります。私たちは、日々の生活の中で食材や物を買って生活をしています。購入したら最後まで「つかう責任」があります。けれども、望めば何でも手に入りやすい時代。食品やいらなくなった物のゴミが問題となっています。食材は1人当たり、お茶碗1杯分のご飯に相当する量が毎日捨てられているといわれています。一人ひとりが食品ロスをなくすことで、「環境」を守ることに繋がります。
<解決方法>
- 外食時に食べきれる量を注文する。
- 食べきれない食品を買いすぎない。
- 食べきれる分だけつくる。盛る。
- 食べきれなかった料理は冷凍し、保存する。
- 買いすぎた食品や余った食品は子ども食堂などに寄付する。
など日々の生活の中で気をつけていけますね。私の場合、子どもの食べる分は少なめに器に盛るようにしています。それでも子どもは残す可能性があるため、自分の食べる分も少量にし、食品ロスが少なくなるように意識しています。
土にも海にも還らないプラスチックゴミ
プラスチックとSDGsの関係についてお話させていただきます。私たちの生活に欠かせないプラスチック製品。とても便利で多くの方が使用していますね。プラスチックの使い方の見直しはSDGsの以下の目標の達成に繋がります。
目標12 つくる責任、つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
先日、車を運転しているとペットボトルやビニール袋、お弁当の容器などのゴミが道路に沿って何㎞もの間大量に捨てられていました。このゴミは土には還りません。最終的には海に行き着きます。海へ行ってもプラスチックゴミが自然界に還ることはなく、波や風で細かく分解され海を汚し、生き物が誤食してしまうことが問題となっています。2050年には海のプラスチックは魚の量を超えるといわれています。
<解決方法>
- ゴミになる物を減らす・・・マイバックを持参してレジ袋を減らす。使い捨ての食器や容器を減らす。
- 繰り返し使う・・・シャンプーや洗剤などのボトルを再利用し詰め換え用を購入する。
- 原材料として再生利用する・・・分別し回収して原料として再利用する。再生プラスチックの製品を使用する。
私は、100円均一で購入した繰り返し使用できるシリコンラップやペットボトルの代わりにマイボトルなどを使用しています。
オーガニックで地球も人も守れる?
オーガニックはSDGsの以下の目標達成に繋がります。
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14、15 海と陸の豊かさを守ろう
オーガニックは環境への負荷をできる限り低減し、質の良い土壌を活かした有機栽培を行っています。温暖化や土壌汚染を促す農薬や化学肥料を使用していないため、生態系へのダメージもほとんどありません。オーガニック製品を使用してみることも環境問題解決に貢献しています。
子どもたちの未来のために
SDGsと聞くと行動していくことは難しいと感じやすいです。けれども、一人ひとりの少しの意識で私たちの生活の土台となる「環境」を守ることができます。食品ロスを減らし、物を大切に長く使用する、リサイクル製品を使うことでSDGsの目標を達成していけます。また、地球にも人にもやさしいオーガニック製品を使用していくこともSDGsに沿った行動です。ぜひ、子どもたちの未来のために身近なSDGsに取り組んでいきましょう。